この島に降り立った冒険者たちを待っていたのは、辺り一面に広がる草原だった。
薄霧の向こうに見える塔、あれが伝説の『白と黒の塔』のようだ。
さあ、7日間の冒険の始まりだ！

潤いのある草原から一転、荒れ果てた大地が広がっていた。
かつてこの地には、多くの冒険者たちが武者修行に訪れたという。
何やら辺りには特殊モンスターがうろついているようだ。

荒野を抜けると、そこは地平線の先まで続く砂地だった。
環境は過酷で、生半可な対策では途中で力尽きること必至。
手抜きゼロの徹底した準備の下、全力を以って踏破に挑もう。

長い砂漠地帯を越えた先に、なだらかな丘陵地帯があった。
涼しげな風がとても心地よく、癒される。
時には遠足気分で、まったりと歩を進めるのもいいものだ。

風に誘われ辿り着いた先にあったのは、光の入らない、真っ暗な洞窟だった。
足を踏み入れたが最後、視界は完全に奪われてしまう。
辺りに他の冒険者もいるようだが、全く様子がわからない。

やがて光が差し込むと同時に、歌声が聞こえてくる。
眼前には動物たちが踊り、小鳥たちが歌う、平和な森が広がっていた。
ここでは一体どんな出会いが待っているのだろう。

森の中にひっそりと佇む怪しげな建物。どうやら悪の組織の根城らしい。
不格好な手書きポスターの裏に隠されたスイッチ。
どうやらこれを押すと入口の扉が開くようだ。

怪しいアジトを抜けた先には、これまた怪しい地下へと続く階段があった。
第三の目を有する彼女が、この地帯の番人らしい。
肌寒い冷気の中、難攻不落のダンジョンが待ち受ける。

巨大な地下ダンジョンを抜けた先に、清澄な水を湛える湖があった。
空に浮かぶ七色の虹を見上げながら、手をつないで一歩ずつ進んでいこう。
冒険もそろそろ終盤だ。

南東部に広がる火山群。標高2300mのロス・マウンテンを皮切りに高山が延々と続く。
特に標高5560mのパルージア火山は最大の難所とされ、
踏破したものは誰もいないと言い伝えられている。

ここを抜ければ『白と黒の塔』はもう目の前だ！

いくつもの苦難を乗り越え、ついにここまでやってきた。
目の前にそびえたつのは、冒険の目的地である「白と黒の塔」だ。
この塔の頂上に、一体何が眠っているというのか。

――最終章が、幕を開ける。